愛犬と子宮蓄膿症
こんばんは。中嶋です
書くのをどうしようか悩みましたが、やっぱり少しでも何かのお役に立てたらと思って書きます。
でも、かなりの長文なので気が向いたときにでも見ていただければ、と思います。
先日、うちの愛犬のトイプードルが子宮蓄膿症という病気になりました。
この病気、読んで字のごとく女の子がかかる病気です。
そしてこの病気、若いころに避妊手術をしていればかからない病気なんですね。
なら、なんで、避妊手術をしていなかったのか。
それは全身麻酔が怖い、という思いと、飼い主の私の怠慢でした。
うちの愛犬は、産まれた時からとても大きくて、いや。今でも全然大きいんですけど(笑)
体重も、6.5キロとかあるし、散歩していても「え?トイ・・・プー・・・?ですか?」
と躊躇しながら言われるくらいのデカさです。なんならちょっとブスな子です(笑)
でも、病院に行っても太りすぎともいわれないし、先生にはいい体形ですね!と言われ、そして病気なども産まれて7年一度も
なく、食欲旺盛、お散歩も大好きな、ごく普通の(デカさ以外は)トイプーでした。
忙しさにかまけて・・・なんて弁明みたいなことはいいません。単純に、愛犬の身体の丈夫さを過信していました。
それが、ある日すこしずついつもより元気がなくなり、食欲も減っていき・・・
最初は、もう7年たってるしなー。老いで落ち着いてきたのかな?とか
ちょうどフードを変えたりして食欲も散漫になりがちな時期で。
おやつは食べるので、おやつ欲しさにフードは食べないのかな?と思ってたり。
うちのは、本当にベッタリな子でして。どこに行こうがストーカーのようについてくるんですね。
トイレも入ってくるし、お風呂に入っているときはバスマットの上で待っているとか。
寝る時もベッタリ。朝でも夜でも夏でも冬でも私の首に自分の顔を乗せてきてそこで寝ることも(暑くなったら途中一回やめますが(笑)
私も、そんな愛犬がかわいくてかわいくて、首に乗ってくると動けないし暑いし、なんなら初夏には毎年必ず首があせもで大変なことになるので、皮膚科にお世話になったりもします(笑)
そんな子が、私がどこ行ってもついてくるような子がだんだんと動きが鈍くなり、ついには起きてすぐに飛びついてこなくなり、寝っ転がったままでこっちを見てきたときに、やっと気が付きました。あれ?なんかいつもと様子が違う・・・と。
今考えれば、ある日しっぽにたくさん毛玉らしきものがついていて。
お腹も下していたのでお風呂で洗った後にちゃんとブラッシングできていなかったのかな?なんてのんきに考えながらブラッシングしたり、もつれすぎたところはカットしたりしてたんですけど。もうすぐトリミングだけど毛を短くした方がいいのかな?とか思ってたり。
でもそれって、膿だったんですよね。膿がしっぽの毛について、固まっていたんです。
あとから気が付くなんて、遅すぎますよね。
だんだんフードはおろか、おやつも大好きな梨も食べなくなって。
夜中にネットで調べたら、バチッ!!!と今の症状に合う病名が載っているサイトがあって・・・
もうね、急いで病院に連れて行きました。24時間の動物病院に!
電話先で獣医さんに症状を伝えたら、たぶん子宮蓄膿症だけども、まだ歩けるなら朝でもいいよと言われましたが
「すぐに!行きます!」と。朝4時に。ビューンと。
歩けなくなったり、吐いたりしていたらすぐに連れて行った方がいいそうです。
もし破裂してしまったら助かる可能性がほとんどなくなるので、一刻を争うのです。
うちはまだ歩けたし、吐いたりもなかったのですが、それでもあと5時間以内にもし破裂してしまったら・・・と考えたら
もういてもたってもいられませんでした。
深夜は診察料が倍ですよーと脅されたりもしましたが(笑)そんなもん後でどうにかするんじゃーーー!と、先生の助言を無視して連れて行きました。
で、結局、レントゲンなどを撮り、おそらく子宮蓄膿症ですね、と。
でも症状からして重度じゃないので明日朝一でまた血液検査などをして、それから万全の態勢で手術しますと言われ、朝の6時すぎにオメオメとしょんぼりしながら帰宅しました。
朝10時に病院に電話くださいと言われ、フライング気味に電話したり、手術の前に連絡します、お昼には手術しますといわれ連絡を待ってたけど来なく、またこっちが連絡したり、お昼と言っていたのが急遽夜に手術になりましたといわれ、その間に破裂しないですよね?と10回以上聞いて若干めんどくさがられたり(´・ω・`)
夜の手術の前に電話しますと言われていたのに全然連絡なくて若干キレ気味にまた電話(←しつこいわ)したら今始めましたと言われ、電話結局くれないんかと思いながら、悶々と過ごしました。
さすがに終わったら連絡すると言われ、それはちゃんとあり、「無事に終わりました」となってほんの少しだけ安堵しましたが、何があるかわからないとネットに書いてあるし、手術後に病状が変化する場合もあるって書いてあったので、何かあったらいつでも電話ください、とまたここから不眠不休の日を送りました。
次の日に、午後なら面会に行っても大丈夫と言われ、大好物のものを沢山持っていったのですが、ほとんど動かない、ご飯も食べない、水もあまり・・・という状況・・・
うちの子は人見知りが激しくて、家族以外には一切興味がないというか、まったく慣れないんです。
噛んだりなどはしたことがないので大丈夫でしたが、ほんと、凹みっぷりがすごかったです。人間か!と(笑)
でも、元々家族以外にはおとなしい、というかほかの人だとまったくなつかないので、この環境(入院生活)は厳しいだろうなあと思い、できるだけ朝晩面会にいき、家に帰ってはごめんねごめんねと、泣き続けていました。泣いたってどうにもならないのに。
面会に行っても、帰りたくてしょうがないうちの子はわたしが帰ろうとすると、そのあとずっと遠吠えをしたり(笑)人がバタバタ動いている環境ではストレスからかご飯も食べず・・・
そもそも、うちにはこの子ともう一匹、母親犬がいるんです。
産まれた時から、一回も一人になったことがない、ずっと母親と一緒にいたので生まれて初めて家族から離れて過ごす入院生活。こんなのキツイですよね。
結局は口から食べる栄養が一番だし、でも病院じゃ食べないし、なによりストレスがすごすぎるとのことで5日間の入院のあとうちに帰ってきました。
病院では狭い部屋でなぜかシーツをあまりちゃんと敷いていなかったのか、身体がやたらおしっこ臭くて・・・
「この子おしっこしたあと踏んじゃうんですよー」と先生が言っていましたが、それにしては。。。というくらい、手足がびしょびしょでした。シーツ敷いてるのにこんなに?というレベル。
帰って患部は濡れないように、手足だけ洗って・・・そのあとは・・・・
ええええええええええええええええええええええええええええええ!!っていうくらい、元気でした(笑)
まだ傷跡にホッチキスみたいな縫いあとがあって、あんまり動かさない方がいいのに、もう、大はしゃぎ(笑)
ご飯も食べるし、トイレもばっちり!家の中を母親と暴れまわっていました。もちろん止めましたが(´・ω・`)
過敏な子ではないので、特に傷口をなめるわけでもなく、病院から支給された、ミイラみたいな包帯でできた傷口防護服を着ながら抜糸まで過ごしました。
というか、この包帯でできた服もろすぎ!自分の着なくなったTシャツで毎日謎の防護服を作って着せていました(笑)
で、結果からいうと抜糸も無事終わり、数値も下がりきり、今では元気いっぱいに過ごしています。
これが、2週間前くらいの出来事でした。
ここからのお話は、賛否両論あるかもしれません。完全に個人的な意見です。
もちろん自分がダメな飼い主というのはわかっているのですが、今回のことで避妊手術って大事なのかもしれないって思ったんです。
私は麻酔が怖かったって書きましたが、避妊手術をしないことでこの病気になったら結局は全身麻酔します。
そして、傷口も避妊手術とは比べ物にならないくらいの大きさでザクッと切ります
避妊手術とは入院日数も違います。
身体へのダメージも違います。
ちなみに、手術費用はもうびっくりするくらい違います
今回の子宮蓄膿症の手術、入院、薬などで全部合わせてなんと27万円・・・
泣きながら払いました・・・(´・ω・`)
深夜にいったとか、ちょっと高いところに行ったしまったのかも・・・とかもありますが、正直高いです(´・ω・`)
動物病院は本当に値段のばらつきが激しくて。地域差もあるのかな?ちなみにうちは杉並区です・・・
ちなみに、避妊手術をしていないワンコは女の子特有の病気(子宮など)にかかる確率が75%と言われているそうです
こういう病気って、愛犬がかかったことない人はみんな「大丈夫でしょ!」と言ってしなかったりするらしいし、実際私も小さいころから動物を飼ってきて、今まで飼ってきたワンたち4匹は特にどこが悪いというわけでもなく長年生きて天寿を全うしたのかなという感じでした。だから勝手に、自分には無関係だって思ってきてしまったのかもしれないです。
でも、現実問題この病気にかかる子は多いし、自分の愛犬がかかったことがある飼い主さんはみんな避妊手術をしているそう。
死んでしまってから実は子宮蓄膿症が原因だった・・・とかもあるそうです。・・・うちはどうだったのかなあ・・・・。
で、ですね。さっきもちらっと書きましたが、うちには母犬がいて。もうすぐ生まれて丸9年なんですが。
もう子供を産む予定なんてないし。年を取ってからの手術はリスクも大きいし。できるだけ病気になるリスクは控えたい。
ということで、来週、避妊手術してきます!
今更感があるかもしれないですが、犬ってヒートが一生続くものだし。抵抗力がだんだん下がってくる年齢なので。
いやらしい話になってしまいますが、もし母犬が今後もし子宮蓄膿症になったら・・・
また同じ金額はいやだよーー!痛いよーーー!
もちろん、病気で痛い思いをしてほしくないのが大前提です。これはほんと。
でも、急に病気になってしまったときって、かなり、慌てます
わたし、もしかして・・・って思って検索して症状がびたっとあったときの慌てよう、ひどかったです。サザエさんより慌てていました(わかりずらいわ)
早く、早く!と、料金も名医なのかも調べることができずに、ただただ今すぐ見てくれるところを!と探してしまうんです
でも、避妊手術なら、じっくりどこの病院がいいか、口コミはどうなんだとか、調べてからできます
実際、私もじっくり調べました。今回避妊手術するところは、先生も本当に言い方で、動物オタクというか、動物マニアというか、動物バカ(笑)みたいな先生です。信頼できる人に任せたいですよね。
しかも、料金も安いです。うちは全部手術、薬、検査など込みこみで5万円くらいかな。
ちなみに、子宮蓄膿症の手術費用も聞いてみました。大体7~8万くらいかな?と言っていました。え。安い・・・
27万痛すぎたわ。でも慌ててたしもう終わったことは水に流します。くーっ(遠い目)
病院などは人によって先生への考え方や場所などもいろいろあるので、聞かれたら教えますがここでは控えておきますね
で、最後に何が言いたかったかというと!
うち、2匹いるのでもう片方が勝手に舐めたりしないように、傷口保護の防護服買ったんですね。
なのでもし今後避妊手術するわーって方がいましたら、貸します(笑)
遠慮なくお声掛けください(ニッコリ)
途中、暗い話になってしまって、読んでいる方や、書いている本人も「え。死んじゃったの?」と思うくらいの内容を書きましたが、実際うちの愛犬は今もピンピンしています。横でヘソテンで寝ています。グーグー。
長文を書いた本人が肩が痛くなって困っているくらいです。あー肩いった!いてーよいてーよ(ハート様)
ということで、個人的なお話でした。ハッハッハー。
最後に、面会に行って凹んでる写真を載せて終わりますね。
ではでは!